日清製粉ウェルナ
2024年秋 業務用新製品　
かき揚げ調理の課題を解決する
冷凍「ミニ野菜かき揚げ」・
出荷好調な「自然解凍パンケーキ」シリーズ
新製品を発売

日清製粉グループの株式会社日清製粉ウェルナ（取締役社長：岩橋 恭彦）は、2024年秋の業務用新製品計7品（冷凍食品6品、常温製品1品）を本年9月2日(月)より順次発売します。

外食・中食業界では、慢性的な人手不足、原材料費の高騰を受けたコストアップ等の課題が顕在化しています。また、コロナ禍で減少した訪日外国人が増加に転じるなど、市場も大きく変化しています。当社はこれらを踏まえ、お客様の現場オペレーションの効率化につながる製品やインバウンド需要に対応する製品、汎用性の高い製品等のラインアップ強化を通じて、外食・中食業界の課題解決への提案を行っています。
今回、冷凍食品では、プレミックスに対する当社のこだわりとノウハウをつめこんだ「粉からこだわる」シリーズから冷凍かき揚げ等を3品、「自然解凍パンケーキ」シリーズから2品、また、トレイ・フォーク付き製品から「台湾まぜそば」を発売します。常温製品では、ラザニアの簡便調理が可能になる「マ･マー THE PRO ミニラザニアシート」を新発売します。

コロナ禍を経て衛生的観点からスーパー等の天ぷらのバラ売り場が減少し、また、調理の人手不足から、外食・中食の調理場では天ぷら粉を使用した調理の機会が減っています。一方で、業務用市場における冷凍天ぷらの販売額は堅調に推移しており、人手をかけずに天ぷらを調理できる製品の需要が高まっています。特に、かき揚げは中食利用が増加傾向にあるアイテムにもかかわらず、調理に時間がかかり、売り場での品切れ等のチャンスロスが発生しがちなため、冷凍品のニーズが顕著です。
これらの背景を踏まえ、当社は本年4月に独自の技術を詰め込んだ冷凍かき揚げ「粉からこだわる サックリ野菜かき揚げ」を発売しました。今回、同シリーズとして「粉からこだわる ミニ野菜かき揚げ」と海外向けの「Welna Vegetable Tempura」の2品を追加します。

「粉からこだわる ミニ野菜かき揚げ」は、自然解凍も可能で、約2cmの厚みがあり、人手不足の現場でも手作り感のあるかき揚げの販売が可能です。外食店やスーパーなどの天ぷら調理の現場にある、品質のバラツキやチャンスロス^※1等、多くの課題を解決します。

また、寿司と同様に日本食を代表する料理の1つとして世界中に知られている「Tempura」は、そば、うどんなどの和麺との相性も良く、トッピングやサイドメニューとしても人気です。日本の天ぷら粉の輸出は毎年増えていますが、海外でも国内同様に人手不足の問題や調理に熟練性が求められることなどから、冷凍天ぷらを使用するレストランも増えており、冷凍品の需要はますます高まっていくと見込まれます。このような背景を踏まえ、当社は、天ぷら粉国内売上No.1^※2メーカーとしてこれまで培ったノウハウを活かし、世界市場での需要に応える製品を開発しました。市場にある既存品との差別化を図った、高さのある海外向け冷凍かき揚げ「Welna Vegetable Tempura」を発売します。

2018年発売の「自然解凍 ミニパンケーキ」（直径約8cm）は、コロナ禍以降、人手不足対応製品として大幅な出荷拡大が続いています。今回、ひと回り大きいサイズ（プレーン・直径約10cm）とミニサイズの抹茶味（直径約8cm）の2品を新発売。時間が経ってもパサつきにくく、しっとりもちもちとした食感はそのままに、シリーズ全3品にラインアップを拡充しました。手軽なサイズ感の本製品は、自然解凍も可能で使いたいときに使いたいだけ、さまざまなシーン・業態で使え、ロス削減にも貢献します。

日清製粉グループならではのプレミックスに関する技術とノウハウを詰め込んだ、ふわふわ食感で、使いやすいサイズ感の「粉からこだわる 包（パオ）バンズ」。「包」は中国語で「包む」の意味で、多くは豚角煮等を挟んだ中華風バーガーとして使われており、手軽に食べられる軽食の代表格です。国内ではテイクアウトや「ながら食」としてワンハンドメニューへの需要が高まっている中、具材感ある「はみだし系」バーガーが外食やスーパーの惣菜メニューで人気となっています。シンプルな味のバンズである本製品は、中華風だけでなく、洋風からエスニック風、デザート系まで、業態も居酒屋からビュッフェレストランまで幅広く、自由な発想での創作メニューに対応可能です。

コロナ禍も落ち着き日常が戻る一方で、飲食店や旅館･ホテル、アミューズメント施設などの食事提供を伴う業界では、コロナ禍前同様に人手不足の状態が続いています。こういった環境に注目し、当社は昨年、冷凍自販機にも格納できる「トレイ･フォーク付き製品」シリーズを発売するとともに、同製品と冷凍自販機をセットで提案するプラン^※3を展開しました。購入～調理～喫食～片付けまで購入者のセルフオペレーションで完結するため、人手不足の課題解決に貢献する本製品は、発売以降、さまざまな業態での導入が広がっています。
新製品「魚粉香る濃厚ダレの台湾まぜそば（トレイ・フォーク付き）」は国内麦（こくないばく）小麦粉を使用したこだわりの自社製麺に、豆板醤・唐辛子の辛味、鰹節（粉末）の旨みを感じるソースがよく合います。トレイ・フォーク付き製品は全8品（パスタ6品、まぜ麺系2品）のラインアップとなり、さらに選ぶ楽しみに応えます。

ラザニアは秋冬に向けて需要が増える一方で、煩雑な調理工程が課題です。約2cm四方の「マ･マー THE PRO ミニラザニアシート」ならソースと混ぜて焼くだけで、簡単調理が可能。シートを重ねる手間がなく、食べる時にナイフで切る必要もありません。容器サイズも選ばず、汎用性が高いので、スーパーのバックヤードやセントラルキッチン等、活用の幅が広がります。